プロフィール/今井 顕(いまい あきら)
パウル・バドゥーラ=スコダの薦めによって16歳で渡欧、ウィーン国立音楽大学に入学。早くも19歳で最優秀の成績にて同大学を卒業後、コンサートピアニストとしてソロ、アンサンブルとも国際的な活動を開始する。1981年より母校ウィーン国立音楽大学ピアノ専攻科にて教鞭を執る一方、ヨーロッパの音楽出版社における原典版楽譜の編集作業にも携わるなど、幅広い活動を展開。
通算24年ものヨーロッパ滞在経験は今井の音楽に独特の味わいをもたらし、日本の誇る国際派ピアニストとして内外で高い評価を受けている。1995年、音楽分野における業績と尽力とに対し、オーストリア政府より名誉教授の終身称号を授与される。
現在は演奏活動のかたわら国立音楽大学大学院教授として後進の育成に携わるほか、国際コンクールの審査をはじめとして海外での活動も活発に行っている。